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- PEPE&KEIKIオリジナルデザインができるまで
PEPE&KEIKIのオリジナリティ溢れるデザインについて、制作に関わる二人のインタビューです。
デザイナーの増喜さんとオーナーのShizu(萬田静香)さんです。
Q1 鎌倉モチーフのオリジナルデザインを作ろうと思ったきっかけは?
Shizu
鎌倉に限らず、観光地のご当地グッズで、
特に子ども向け商品にかわいいものがない!と思ったのがきっかけです。
ないものは作ろうという主義なので、早速増喜さんにお声掛けしました。
ちょうど子どもがまだ小さく、会社勤めに限界を感じていた時だったので、
「これで自営業になれる!」と 笑
増喜
お話をいただいた時、物件探しからお付き合いさせていただきました。
鎌倉の街を一緒に歩く中、鎌倉らしさを表現した子ども服で
かわいらしいものがないということをShizuさんがお話され、
当時、確かにそうだなと思いました。
Tシャツのデザインは初めてでしたので、
最初はオドオドしながら制作していました。笑
Q2 デザインはどのように決めているのですか?
また、鎌倉らしさや可愛さはどのように出していますか?
Shizu
鎌倉が大好きで、この空気感をモチーフとして
デザインにぎゅっと詰め込めないかと考えていました。
大人も子どもも大好きなモノやコト、
地元ならではのあるあるエピソードを日々集めてます。
アイデアレベルで柄を決めるのはさほど難しくはないのですが、
それをどうやって鎌倉らしく、かわいく、センス良く仕上げるには
本当に苦労しますね、
デザイナーさんが(笑)
増喜
鎌倉の雰囲気はなんとなく肌感覚でわかっていました。
なので、鎌倉らしさも自分の中の鎌倉のさまざまなシーンを照らし合わせつつ、
資料を集めて、、、という感じです。
モチーフの選別はShizuさん担当なので、
あとはいかにそれをシンプルに表現できるか考えます。
結果、モチーフが引き立ち、自ずと鎌倉らしさが出て来ると言う流れです。
PEPE&KEIKIのデザインをする際に特に気をつけていることは、
「かわいらしさ。でも、甘くなり過ぎないように。」
あとは、わかりやすさと遊び心です。
でもこれだけではダメで静香さんとの何度も繰り返す話し合い
(本当に何度も何度も、3〜4ヶ月掛かることも)で、
モチーフの背景や意味などをさらに聞かせていただき、
結果デザインがどんどん変化し完成します。
Q3 制作はどのように行われていますか?
どれくらいの時間・手間をかけていますか?
Shizu
増喜さんに「こんなの作りたい〜」とものすごいもやーっとしたアイデアを
ぶつけてみると、「こんな感じ?それともこんなのどう?」といくつか提案されます。
その中から「これいいね!」「かわいい〜!」
「子どもに着せたい!自分が着たい!!」と
盛り上がれる方向性を選んでデザインを作り上げて行きます。
実は以前、私たちはデザイン会社の同僚だったんです。
私はマーケティング担当、増喜さんはデザイナーとしてクライアントさんからの
ご要望を形にしていたので、流れはその当時と同じです。
増喜
PEPE&KEIKIさんと一緒に作り上げるからこそできる
デザインを提供したいと思っています。
なので、通常クライアントさんにはお見せしない
手書きのラフなどアイデアベースでご相談して、
意見を伺うことが多いです。
そのほうが方向性も決まりやすく、
コミュニケーションも多く意見も活発になる気がします。
そのおかげで、いつも締め切りを過ぎてしまいますが。笑
Shizu
実はデザインに関しては納期を設けていないんです。
本来は「納期のない仕事」なんてありえないのですが、
お互いの気持ちが完全に納得しない場合は中断もありです。
例えば、今年の新柄「シラスwithチリモン」なんて、
構想から足掛け4年半!!と言うのは大げさですが、
最初にシラス作りたいなーと言ったときは
「かわいくするの難しい」と言われ「じゃやめよっか」
という程度だったのです。
そのレベルの想いで作ってもあんまり良いものは
出来なかっただろうなと思います。
増喜
ひとつのデザインを作るのに1〜2ヶ月かけています。
時間制限をゆるく考えていただいているのがとてもありがたいです。
自分の制作スタイルは、制作して、一度忘れて、
翌日見て、また直して忘れてという繰り返しです。
ですので、時間がかかってしまいます。
Q4 どのような方が購入されますか
Shizu
地元の方が大半ですが、時期により4割くらいが観光客の方になる時もあります。
地元の方では、ママさんはもちろんのこと、
おじいちゃんおばあちゃんが離れた場所に住むお孫さんに
ご購入されることも多いです。
Q5 一般のTシャツと比べてPEPE&KEIKIのTシャツの特徴は?
Shizu
子ども服なのに、子どもっぽくないデザインです。
「子どものTシャツだからこのくらいでいい」ではなく
「Tシャツにこんなにもデザイン性を求めてるの?」と
感動していただけるものを作っています。
増喜
鎌倉のこと、子どもを思う気持ち、楽しさ、可愛らしさ、などいろいろな基準が
PEPE&KEIKIさんと私の中にあり、
そこを踏まえてデザインをしているので、オリジナル感が強いことかもしれません。
あとは、多色や単色など色使いにメリハリがある点、
生地がしっかりしていて発色がとても良いことなどです。
Q6 Tシャツを販売してきて、どのようなことが嬉しかったですか?
Shizu
「子どもがこれしか着ない」というリピーターさんですね。
朝、まだ湿っている洗濯物を着ようとしたり、
サイズアウトしてパツンパツンでも着ようとしてくれたり、
ママとしては困ってしまうのですが、やはり嬉しいですね。
大人受けするデザインであると同時に
子どもにも気に入ってもらえなければ意味はありませんから。
Q7 今後、どのような展開を考えていますか
増喜&Shizu
江ノ電グッズの拡大!!